優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集本無料ダウンロード
優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集
08/23/2020 06:03:21, 本, 山崎まどか
優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集本無料ダウンロード
によって 山崎まどか
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内容紹介贅沢な時間をすごすための150冊+α。 海外文学における少女探偵、新乙女クラシック、昭和のロマンティックコメディの再発見、 ミランダ・ジュライと比肩する本谷有希子の女たちの「リアル」…など。 著者14年ぶりの、愛おしい本にまつわるエッセイ・ブックガイド。 伝説のRomantic au go! go!や、積読日記、気まぐれな本棚ほか、読書日記も収録。 乙女でありたければ聡明であることだ。この本を参考にして。――花田菜々子(HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE) 本屋や古本屋で本を漁り、買って、読み、語り、愛でることでひろがる世界。そのユニークで熱心な研究と軽快なレポート。――清野龍(ふたば書房御池ゼスト店) まどかさんは好きな本の内容を語って泣く。そのように読まれる幸せな本たちをぎっしり紹介した本書は、宝さがしの手引書だ。登場する本だけでなく自分独自の宝物を発見するコツをもつかめるだろう。本屋が、そして本屋のある街がキラキラと輝きだす。――花本武(BOOKSルーエ) <おもな内容> ロリータの靴下 ナンシー・ドルーのジレンマ 海外文学における少女探偵たち 無限に広がる可能性とソウル・メイトの神話 恋より儚い、現代の南米文学が描く恋愛 ソーシャル・メディア時代の古風でリアルな恋愛小説 火事になったら、あなたが家から持ち出すもの 人生の大事な瞬間に着ていた、あの洋服 ユー・アー・ホワット・ユー・リード いつでも始められる世界文学入門 新乙女クラシック10冊 さまよえる少年少女のための5冊 文化系サブカル男子の憂鬱 哀愁のパラサイト・デイズ 「読む女」たちのポートレート集 二分半で終わるラブソングのような、百一編のラブストーリー リチャード・イエーツの信じがたいほど悲しい傑作 胸がしめつけられるタイムトラベルのアンソロジー アメリカ文学のアンダー21傾向 人気者になりたい! 昭和のロマンティックコメディの達人 この世界はほどける 初恋、家族、少女の終わり。 人気映画監督の最後のコラム集 乙女とは遠くにありて思うもの 「無垢の博物館」を訪ねて ちょっとセクシーなゴーリーの珍しい本 まるでビリヤードのような偶然と必然の物語 センチメンタルで色っぽい書評集 ハワイのビーチでディディオンの本を読みたい…ほか。 Romantic au go! go! 積読日記 年始年末におススメ 女子のための翻訳小説 岸本佐知子×山崎まどか 気まぐれな本棚 ザ・ワールド・イズ・マイ・ブックストア 題字:リアン・シャプトン ブックデザイン:川畑あずさ内容(「BOOK」データベースより)優雅な読書が最高の復讐である。山崎まどか書評エッセイ集。贅沢な本150冊+α。著者14年ぶり、愛おしい本にまつわる記憶。商品の説明をすべて表示する
優雅な読書が最高の復讐である 山崎まどか書評エッセイ集を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
『優雅な読書が最高の復讐である――山崎まどか書評エッセイ集』(山崎まどか著、DU BOOKS)を読んで驚いたのは、本書で取り上げられている書籍が私の手にしたことのない作品ばかりということです。他の書評集の場合は、かなりの割合で私の読んだものが含まれているのが普通だからです。現代の南米文学として、サマンタ・シュウェブリンの『口のなかの小鳥たち』が紹介されています。「シュウェブリンの描く世界は少女的なところがあるが、可愛らしい見かけに反してその世界は非常に凶暴だ。『口のなかの小鳥たち』は全編、暴力の気配に満ち溢れている。表題作はそのタイトル通り、生きたまま小鳥を食べるようになった少女のストーリーだ。男が離婚した元妻に言われて娘のサラを訪ねていくと、か弱かったサラはつやつやした髪とピンク色の頬を持つ健康な少女に生まれ変わっている。サラは13歳。思春期へと移行する年頃だ。小鳥以外のものを一切口にしようとせず、雀を生きたまま頬張り血まみれの歯を見せて恥ずかしそうに笑う娘を見て、父は呆然とする。そして自分が置いてきた娘と初めて向かい合うことになる」。ソーシャル・メディア時代の恋愛が考察されています。「現代の恋愛を統計学で考えるアジズ・アンサリの『当世出会い事情スマホ時代の恋愛社会学』。このタイトルからも分かる通り、現代のロマンスを考える上で、人々の手のひらの上のスマートフォンから広がるインターネットの世界、ショートメッセージやソーシャル・ネットワーク、男女を結びつけるデートアプリの存在を無視することはできない。恋愛に限らず、新世代の人間関係は丸ごとインターネットに乗っ取られてしまった感がある。ソーシャル・ネットワーク越しに自分の生活について発信する人々は、常に他人の評価を気にする傾向がある。人目に曝され、絶えず批判されるのはもはやセレブリティだけではない。一般人の言動や容姿も同じ土俵で評価されるのだ。誰かとの関係も、個人的な思い出も、ソーシャル・ネットワーク上で披露されなければ、そして公の記録として留められなければ存在しないのに等しいと思われるようになっている」。「異性に限らず、人は何らかの形で自分とは違う人間と出会うのを本当は望んでいるはずだと私は思う。だからこそ、インターネットによる交流はあれほどまでに広まったはずなのだ。しかし、ソーシャル・ネットワークもデートアプリも逆に他者と出会うこと、本当に触れ合うことを難しくしていることが『当世出会い事情』を読むと分かってくる」。これは読まねばと思ったのは、ルーシー・モード・モンゴメリの『青い城』です。「活発な少女だった『赤毛のアン』のヒロインと違い、こちらの主人公ヴァランシーは夢も希望もなく、嫌みに耐えながら親戚のもとに厄介になっている29歳のオールドミス。耐え忍ぶばかりでネガティブなヴァランシーの姿に最初は不安になるが、とある出来事がきっかけで彼女は急変する。俗物の親戚たちに啖呵を切る場面から話はどんどん面白くなっていく。自由になっていくヒロインのロマンスや冒険にも心ときめくが、何より大事なのはヴァランシーの心の中にある『青い城』の存在だ。不運な時だって、彼女はそれを手放さなかった。そうした心の理想郷を持つことが、少女にとっても、もう若いとはいえない女にとってもどんなに大事か教えてくれる『大人のための少女小説』である」。久世光彦の『美の死』は、「センチメンタルで色っぽい書評集」と評されています。「『一冊の本を読むことは、一人の女と寝ることに似ている』と語る久世光彦は、小説に寄り添い、女の身体で一番柔らかい部分を探り当てるかのようにその物語の甘く、センチメンタルなところを見つけて潜り込んで、そこに自分の種を植えつけているかのようだ。その時、彼は感傷に浸りながらもそれに溺れることなく、どこかで醒めている。やがてその種は芽吹き、彼のテレビドラマや『一九三四年冬――乱歩』といった、文学史の上に描いたロマンのようないくつかの小説で花開いた」。因みに、この『一九三四年――乱歩』(久世光彦著、創元推理文庫)は、江戸川乱歩を主人公に据えた耽美的な作品で、興味深く読めました。本書のおかげで、自分とは異質の世界の本たちに出会うことができました。
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