ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (1980年) (岩波新書) mobiダウンロード
ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (1980年) (岩波新書)
09/10/2020 07:02:45, 本, 藤沢 令夫
ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (1980年) (岩波新書) mobiダウンロード
によって 藤沢 令夫
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近代哲学を批判し、古代哲学(とくにプラトン哲学)を擁護する。倫理学や文学といった観点から古代ギリシアを賞揚する人はそれなりにいるけれども、哲学的に正々堂々プラトンを擁護するという力業をこなす人はほとんどいない。もちろん、近代哲学を批判するというだけならば、ポストモダニズムや保守主義の立場から数多くなされている。しかし近代哲学に対して、学術的水準を保ちつつ、真っ向から古代哲学を擁護するという立場は本当に少ない。プラトン研究の権威ならではの卓越した能力と透徹した歴史的視点によって、近代哲学と現代社会を批判するという、コンパクトだが内容の詰まった一冊である。著者の近代哲学のとらえ方が狭隘ではないかと思えるところもあるが、しかし全体的には共感できる。アリストテレス自身の思想は評価しつつも、近代に至って開花する二元論的世界観の理論的基礎を提供したという点を批判しているのも興味深い。同じ岩波新書の『プラトンの哲学』と併せて読むと、著者の鍛え抜かれた思考の輪郭がつかめるだろう。
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