日本古代史をいかに学ぶか(新潮選書) mobiダウンロード
日本古代史をいかに学ぶか(新潮選書)
09/22/2020 12:27:06, Kindleストア, 上田 正昭
日本古代史をいかに学ぶか(新潮選書) mobiダウンロード
によって 上田 正昭
3.8 5つ星のうち4 人の読者
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歴史を学ぶとは、史実や年号を暗記したり文献を漁ることではない。過去の人々の息遣いを感じ、喜び、悲しみを共に味わい、それを現在の自分たちの生活の中に生かし、未来を展望することである――。折口信夫、西田直二郎に学び、爾来六十余年、「生きた歴史学」を目指し続けた著者が自らの研究史を振り返り、その真髄を伝授する。 ※新潮選書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
以下は、日本古代史をいかに学ぶか(新潮選書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「私の日本古代史」を読んで、上田先生の古代史への姿勢、解説に魅せられて本書も購入しました。あとがきにもあるように、上田先生が「日本古代史をいかに学んできたか」というのがぴったりの一冊でした。古代史を学ぶにあたって、「文書と記録の活用」「木簡・金石文に学ぶ」「遺跡と資料の対応」「口頭伝承の内実」といった切り口で、古代史研究について解説しています。上田先生らしい、日本国内だけでなく東アジア情勢からの考察など多様な視点からの考察が、あらためて「すごいなぁ」と感じるところ。これらの解説を通じて、古代史研究について上田先生の学びの姿勢を確認することができます。私は中学生レベルの日本史知識なので、詳細な解説にスタックすることもありました。それでも、この姿勢に対しての憧れ、共感で読み進めることができたのだと思います。個人的には、上田先生が師と仰ぐ折口信夫博士について述べた「折口古代学の発展的継承」の章に圧倒されました。師の業績を評価しつつもそれを受け継ぐものとして、師の論点で不足、不明な点をあぶり出し積極的に批判をしていく。文系理系を問わずよく見られるのは、師の提唱する論に対して盲目的に追従する姿勢。これと比較して、師の業績を受け継ぐ「覚悟」が格段に違うような気がしました。師を敬いつつも古代史を明らかにしていくという目的を最優先にすることは、研究者としての基本的な姿勢だあるとは思いつつも実践はとても難しいことだと思います。そんな上田先生の研究者としての姿勢には、尊敬の念しかありません。今となっては故人となり、直接教えを請うことはできませんが、このような書物で触れることができるのは幸せだと思います。反対意見、別の態度で研究に臨む方もいらっしゃると思いますが、その方々にも自分のスタンスを確認できる一冊だと思います。とても面白い本でした。
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